FR23HTのトランサムをブラケットでX仕様に
特集企画「4st船外機換装実例」の記事。
[4st船外機換装実例] 更新日:2007/10/23
プレジャーボートのトランサム(船外機を取り付ける場所)高さにはS仕様・L仕様・X仕様・XX仕様など
大きく4種類に分けられるのですが、23フィートクラスのボートの場合、最近ではほとんどがX仕様と
なってきました。
しかしながらまだまだL仕様のボートは多く出回っており、船外機を載せ換える時にお客様から
相談を持ち掛けられることがよくあります。
お客様の話を聞くと、腐食の問題を心配されているようです。
最近の船外機はアルミも塗装も良くなっているため少なくはなっていますが、古い船外機では
エンジン取付位置の低い(L仕様)だと絶えずチルトパーツが水に浸かっている状態で、
チルトモーターなどのパーツがさびてボロボロになっていることも珍しくありません。
トランサムをX仕様に改造すると船外機の取付け位置が高くなる為、係留保管した時にチルトパーツが
水につかりにくくなり腐食防止に役立ちます。
今回のモデルはヤマハ FR23HTにヤマハ2ストローク115psのトランサムL仕様を用意しました。
トランサムをFRPで積層して高くする方法もあるのですが、今回は市販のリフトブラケットを使って
X仕様に改造しました。
またステアリングシステムもケーブル式から、油圧操舵のマロールC-32MZに交換
今までの2サイクル、ケーブル操舵仕様より、4サイクル、油圧操舵仕様はハンドリングも軽く快適です。
プロペラピッチ17でテスト走行すると35ノットオーバーで6,200rpmまでストレス無く吹け上がりました
換装後の状態です。
みなさんもチャレンジしてみましょう。
追伸) 後日 プロペラピッチを19に変更してテストした結果、タコメーターで5,800から5,900rpmでスピードメーター読みで37ノットになりました。