FC24にDF175を載せてみる
特集企画「4st船外機換装実例」の記事。
[4st船外機換装実例] 更新日:2009/01/29
お客様のボート、FC24の船外機を換装中です。
今回、取り付けするエンジンは直列4気筒DOHC16バルブエンジン 【 スズキ/DF175TX 】
【 諸元 】
●全長 839mm
●全幅 519mm
●全高 1,841mm
●重量 240kg
●トランサム高 627mm
スズキEPI(電子制御燃料噴射装置)をはじめ、マルチステージインダクションシステム
(可変吸気システム)、VVT(可変バルブタイミング機構)等の技術を採用しており、驚
異的な低燃費、驚くほどの静粛性と低振動、優れた始動、スムーズな加速、俊敏なレ
スポンスを誇ります。
DF175には標準で設定されているチルトリミットスイッチが設定されているのですが、より大きなチルト角度をとろうとしてUPさせると船外機のトップ(カバー)が艇体側に干渉してしまいます。
そこでモーターウェルのFRP加工をすることにしました。その際、ガソリン給油口の位置も移動してしまいます。
DF140TXの場合は波よけカバーを取り外すことで容易に取り付けが可能です。
下はスズキマリーナ三河御津で既にDFシリーズをお使いいただいている海上艇置オーナー様艇。
モーターウェルの加工作業が終了し、エンジン【4ストローク/DF175】を搭載。
ここでアドバイス!
スズキDF175TXはトランサム高さが627mm。
ボート(FC24)にトランサムいっぱいに下げ、エンジンを取り付けてしまうと船底に入りすぎてしまいます。 航行中の抵抗となりますので今回は15mm程あげた状態でセッティングをしました。
タコメーター・リモコン(標準装備)・アワーメーターのセットも完了。
4ストロークエンジンにはオイル交換の目安としてアワーメーター取り付けをお薦めします。
エンジン搭載完了。チルトUPして指2本程度の余裕があります。
ボートの喫水は2スト船外機からの換装により10mmほど下がりましたが使用にあたり問題は
ありません。
試乗時のトップスピードではエンジン回転6100rpmにおいて32,5ノットを計測しました。
皆さんもチャレンジしてみましょう!