2023/11/13
船外機のオイル交換はメンテナンスの基本です。
ボートのエンジン(船外機)は自動車のエンジンに比べると構造がシンプルで点検個所も
少ないです。ただし、海水(塩水)で冷却することがあるので腐食に関するメンテナンスが
重要となります。マリンエンジンには海水による電蝕を防ぐためにアノードという犠牲金属が
取付けられています。エンジン本体を守るため自らが溶けていくというけなげな部品です。
これは、半分くらい減ったら交換が目安でしょうか。
船外機は変速装置がありませんので、スタートから最高速までエンジンに掛かる負荷の変化が
大きく摺動部品の保護や冷却にかかわるエンジンオイル管理が重要です。
そこで、スズキの船外機では100時間ごとのエンジンオイル交換が推奨されています。
マリーナ熊本では、スズキ純正の船外機専用オイルの使用をお勧めしております。
このオイルは、フランスのオイルメーカーMOTULがスズキ4サイクル船外機専用に開発した
半合成オイルです。(Made in France)
「MOTULは1988年スズキがWGP500ccクラスの参戦以来、レーシングオイルの提携を続け、1993年
スズキが、ケビン シュワンツ駆る RGV-γ500で世界チャンピオンを獲得したときのパートナーです。」
価格は1Lボトル 1,760円(税込)です。スズキの20馬力以下ならこれ一本でオイル交換可能です。
スズキの船外機は馬力が大きくなるとエンジンオイル容量が5Lとか8Lになりますので、当マリーナでは
ドラム缶で購入しています。
マリーナ熊本に持ち込みでオイル交換される場合の1L価格は1,430円(税込)です。
スズキの船外機は9.9馬力以上の機種にオイル交換時期お知らせ機能が備わっています。
リマインダーが点滅したら早めの交換をお勧めします。