2020/10/17
クーラント
こんにちは。
本日はあいにくの雨で出航おあずけのお客様が多いのでは?と思います。
マリーナにおきましてもほんの数艇出航されたのみでサタデーなのに盛り上がって
おりません。
これから寒くなってきますと出航機会も減ってまいりますが、乗らない時期に是非チェックしてもらいたい
ポイントがあります。
こちらクーラント(LLC:ロングライフクーラント)です。
船外機のお客様にはなじみが無いかもしれませんが、皆様お乗りのお車には必ずといっていいほど
(空冷なんかの気合いの入った旧車乗り方は別ですが。)使われておりまして、エンジンを冷却するのに使われて
おります。車はこのクーラントをエンジン内に循環させて熱を奪い、ラジエターを通る時に走行風でクーラント
を冷やす仕組みになっております。ボートの場合はエンジンルームに風が入ってこない為、エンジンの熱を奪った
クーラントをヒートエクスチェンジャー(熱交換器:車のラジエターに該当)に通して海水で冷却しております。
ボートは海上を走るのでどうしてもこの海水に頼らざるを得ません。ただ海水はわざわざ汲み上げる必要があります
のでポンプ(インペラ)やフィルター詰まり(ゴミ類やビニールなど)などのトラブルで割とあっさりオーバー
ヒートを招きます。その上、オーバーヒートを起こすと割とあっさりエンジンブローします。。
インペラの管理も当然大事ですがクーラントも同じく大事な冷却部品であり、簡単にチェック出来るので
出航前にチェックしてみて下さい!
クーラントは漏れていると色付き液体の為、容易に発見できます。画像のものはミドリですが、アカ、キイロ
最近ではスーパーLLCアオイロなどもありますが、ボートはおおよそミドリとアカと相場が決まっております。
クーラントが減ってないか?エンジンルームに漏れ出してないか?エンジンルームを覗いてもらうだけで
チェック出来ますので(それが面倒だとは思いますがね。。)オススメです。
クーラントが漏れると独特な嫌なニオイ(クーラントを軽く焦がしたような)がしますのでニオイでも
気づくことが出来ます。*山田はこの漏れた、ないしはオーバーヒートで噴出したクーラントのニオイが嫌いです。
→昔乗ってたローバーミニ(古いキャブ仕様)が度々道ばたでダダをこねオーバーヒート→クーラントを吐き出し
エンジンから煙が上がる→エンジンが冷めるまで足止めを食らう、そして通りがかる車に冷ややかな視線を送られる
を繰り返して修行した経験から、このニオイを嗅ぐと辛い記憶が蘇ります。。
クーラント交換のご用命も承っております!(クーラント L/1000円 交換費用7800円?)
ご相談もお気軽に。
山田